2017-01-02
不動産売却 | 業者の選び方 | 媒介契約 | 査定
数社に査定を依頼する事で売却価格の目安や不動産会社の良し悪しを掴むことが出来ます。
また、業者の選び方のポイントは親身になって販売活動を続けてくれるか否かであり、親身になってくれる業者を見つける事で高い値段で売る事が出来ます。
査定額は媒介契約を交わした会社毎に異なります
1,マイホームを売る時に不動産会社を利用する理由とは
2,査定の仕方には2通りの方法があります
3,業者の選び方のポイント
4,地域に強い業者を選ぶ
1,マイホームを売る時に不動産会社を利用する理由とは
不動産売却を考えた時、誰もが不動産会社を探して売却することを考えますが、不動産会社に依頼をしなくてもマイホームを売る事は出来ます。
しかし、個人ベースで売却をする場合、どのようにして家を宣伝すれば良いのか、売買契約はどのように行えば良いのか、登記変更、ローンを利用している場合の処理などやらなければならない事が沢山ありますし、それぞれ知識が必要になる事からも個人で売却を行うのではなく専門家でもある不動産会社を利用する事になると言う事です。
また、売り出しする価格は売主側が決めることが出来ますが、売却価格には相場が在り、相場よりも高い金額で売り出した場合は反響が起きない、相場よりも低い金額で売却を行えば大損をしてしまう事もあるため査定が必要になってきますが、不動産会社に査定を依頼する事で過去の売却情報、物件の築年数や状態などに応じて相場価格を割り出してくれます。
2,査定の仕方には2通りの方法があります
不動産売却は査定無くして行う事は出来ません。
この査定には机上で行う方法と訪問による方法の2つが在りますが、インターネットの中で見かける事が多い一括査定見積もりは机上で行う方法で、売り物件の情報を数字上で分析を行う、周辺エリアでの売却情報を基にして金額を定める方法になります。
机上で行う方法は実際の家の状況などを加味していないため、売却時の金額との差が生じるため、必ず訪問して貰って適正な金額を割り出して貰う必要があります。
尚、不動産会社に売却を依頼する場合には媒介契約を交わす必要がありますが、媒介契約には3通りの方法が在るため、それぞれの媒介契約の特徴を把握しておく必要があります。因みに、不動産会社が提示してくれた金額と言うのは販売価格として利用する事も出来ますが、売主側の希望で提示額よりも高く売りだす事も出来ます。
3,業者の選び方のポイント
10社に対して見積もりを依頼した場合、同じような金額で見積もりを作成する業者も在れば、数百万円の差が生じる事もあります。
これは独自の方法で見積もりを作成しているためであり、1社だけで決めてしまうと損をしてしまう事もあります。そのため、見積もりの依頼は数社に対して行う、見積もりを依頼する事で業者の良し悪しを知る事にも繋がります。
急いで売却をする場合は別としても、時間が多少かかっても高く売りたいと言うのが売り主の希望でもあり、業者の選び方のポイントは親身になってくれる業者であるのか否かを見極める事です。
また、複数の業者に見積もりを依頼する事で売却価格の幅を掴むことも出来ます。例えば、一番高い金額で見積もりを作成してくれた業者の金額を販売価格として売り出し、一番安い金額で見積もりを作成してくれた業者の金額を最低ラインにする方法もあります。 ちなみに、査定額が高いところに安易に依頼するのは避けてくださいね。査定額はそのまま販売価格になりますが、最終的な売買成立の成約金額とは異なります。
明らかに高い査定を出す会社は、単純に契約が欲しいだけかもしれません。具体的にどういった販売活動をしてくれるのか?営業活動をしてくれるのか?定期報告はどの程度、どういった内容で報告をしてくれるのか?
こういった点を各社比較してみましょう。
4,地域に強い業者を選ぶ
親身になってくれる不動産会社を選ぶと言うのが業者の選び方のポイントになりますが、売却する物件が在るエリアに強い不動産会社を選ぶと言う事も大切です。
地域に密着型の営業スタイルを持つ不動産会社は地元で不動産を探している顧客を多く持つケースが多く、売却をスムーズに行う事も出来ます。
また、媒介契約には複数の業者と契約を交わせる一般媒介、契約を交わせるのは1社のみとなる専任媒介や専属専任媒介と言った3つの方法があるため、親身になってくれる業者を見つけた場合には専任媒介や専属専任媒介による契約を交わすことで販売活動に力を注いでくれます。その理由は、これらの媒介契約は1社のみの契約となるため、物件が売れた場合には仲介手数料と言う利益を得ることが出来るようになりますし、競合する会社が無い事からも、販売活動に力を入れてくれると言う事です。
大手や有名な不動産仲介会社に依頼することも、大規模なネットワークを活用して、全国展開して販売活動をしてくれますが、中古の物件に関しては、大体、近所の人が購入します。不動産のチラシで近隣以外のチラシを見たことがありますか?
つまり、全国展開の規模感よりも、地域にどれだけ精通しているか、地場の不動産会社を軽視することだけは避けましょう。地域周辺での過去事例などを査定の際に聞いてみるのも良いでしょう。