2017-07-03
浦安市 | 不動産 | マンション | 査定 | 売却
浦安市では入船のマンションが査定に出されやすいですが、市内のどの地域の物件が売りに出されようとするかというランキングは流動的です。
市内の物件は東日本大震災の影響を受けたこともあります。市内では集合住宅の建設が盛んである反面、戸建ての新築は活発ではありません。
もくじ
1.どの地域のマンションが査定を依頼されやすいか
2.市場価値の変動と東日本大震災
3.マンション売却が盛んな浦安市
4.戸建ての売却市場について
1.どの地域のマンションが査定を依頼されやすいか
不動産のホームページを見ると、浦安市の2015年度地域別査定依頼件数は1位が北栄、2位が東野、3位が入船、4位が当代島、5位が日の出となっています。
これが2014年のデータとなると、1位が高洲、2位が入船、3位が富士見、4位が東野、5位が日の出となります。
このデータに基づいて言えることは、入船が不動産の売却に関する査定に出されやすいということです。言い換えると、この市に物件を持つ人の多くは、入船のそれに資産価値を期待しているということです。東野のそれにもほぼ同様のことが言えるでしょう。その他の地域に関しては、ランキングが流動的になっていると分析することができます。基本的にこの市全域を見ても不動産価格の変動が緩やかであるとは一概に言い切れない地域であり、今後の動向についてもつぶさに観察する必要があります。
2.市場価値の変動と東日本大震災
不動産のホームページで浦安市のマンションの市場価格の推移を見ると、平成19年度から平成27年度までは3000万円台半ばから4000万円強までの範囲を推移してるのが明らかになります。この期間のうち最も市場価格が高かったのは平成23年度であり、最も低かったのは平成25年度です。この市場価格の上下に関しては東日本大震災の影響があると言って差支えがなく、被災地の一つであるこの市自体、建物に対するダメージを懸念せざるを得ない事態に見舞われました。
しかし、多くの建物に耐震加工があらかじめ施されていたため壊滅的な被害を受けるには至りませんでした。東日本大震災を受けて地域においてマンションの新築が全面的に停止されるといった事態は起こってはおらず、そのことからもこの市の地域の市場価格が取り返しのつかないほどの下落を見せることはありませんでした。
3.マンション売却が盛んな浦安市
浦安市自体マンション開発が盛んであり、そのため必然と売却も同じように盛んになっています。この市では新築の物件を購入したら数年で売っては買い替え、また売っては買い替え、という繰り返しを行って収益を得る人も皆無ではなく、物件の取引は市全体を見渡しても決して不活発ではありません。
売却市場が活発であるということは、物件に関連するサービスを行う事業者の動きも活発であるということであり、持っている物件を取引する際にそうした事業者を頼ることも大切です。トータルで見るとこの市におけるマンションの市場価格は安定していますが、個々のケースで見るとそれにはバラつきがあることが窺えます。物件を売る人には自分の希望価格を貫き通す人と売却代行の担当者の意向を優先する人の2種類がいるため、こういった状況になると見ることができるでしょう。
4.戸建ての売却市場について
浦安市の戸建ての売却市場について分析すると、概して築年数が経過した中古物件がその対象になることが多いと確認されます。こうした物件は基本的に埋立地以外の場所にあるものであり、中古での購入を希望する者もこうした点に着目して物件を選びます。近年は戸建ての建築がそこまで盛んであるとは断言できない状況にあり、どちらかというと売って手放す方が盛んであると考えられます。
新築より中古の方が供給の多い状況であるため、この市で戸建てを買うなら中古が良いという考えが一般的であるということを頭に入れることが、市場分析において重要であると考察することができます。戸建ての市場もマンションの市場と同じく、個々のケースによってばらつきがあるという現実が存在します。最終的に大切なのは個々のケースを自分で確認して分析することです。