横須賀市は古くから軍港として栄えてきた土地です。しかし、市内の土地を売却しようと考えているのであれば早めに決断したほうが良いかもしれません。 その理由は何か、不動産の売却にあたって確認しておくべきことは何かという点をご紹介します。 もくじ 1.横須賀市の不動産査定や地価の状況 2.売るなら早めに 3.経費のことも忘れずに 4.所有者は登記で確認 1.横須賀市の不動産査定や地価の状況 横須賀市で土地を所有していて、不動産物件を所有している方で、不動産売却を考えている場合、その不動産査定や時価の状況を把握しておくことは大切です。 現在横須賀市は坪単価としては上昇傾向にあります。とはいえ、10年前の価格と比べると低いため、10年前と比べるとその土地の価値は下がっているともいえます。 さらに、近年売買に関する取引は減少傾向にあります。横須賀市の特徴としては江戸時代から国防の拠点とされてきた歴史があり、軍港都市として発展してきました。現在でも米軍海軍や海上自衛隊の基地が設置されており、防衛大学などの自衛隊関連施設も置かれています。 そのため、軍事関係に従事する人々が市内に多く在住しているという特徴があります。また、横須賀市の中心にある横須賀駅は通勤通学者などに多く利用されています。それぞれの職場や港などにつなぐために重要な公共機関として発展しているのです。 2.売るなら早めに 市内は土地の単価としては一坪46万5749円となっており、前年と比べると1.71%下落していることになります。 市内全体で見ても、ほとんどのところで価格が下がっており、良いところでも横ばいであることがほとんどです。その理由としては、今後の開発など、長期的な目線で見た時の長所はあまり見込めない地域といえるからです。 なぜなら、今後の市内開発の予定として、新しいアクセスルートが増えるという予定はありません。また何か特別な建物が建築されるという予定もありませんので今後付加的な価値が上がるという予定がないのです。そのため、もし市内で不動産売却をしようと思っているのであれば今後はどんどん土地の価格が下がってしまう可能性が高いので、早いタイミングで検討した方が良いでしょう。 3.経費のことも忘れずに 土地の売却には様々な手続きを踏む必要がありますので、早めに司法書士や不動産業者とよく相談しながら売却に関する手続きを進めていることがお勧めです。 また、売却する価格だけに集中するのではなく、売却に関してどれぐらいの経費がかかるのかといった点も把握しておきましょう。様々な仲介業者に支払う金額や書類上必要となる印紙代など思いがけない出費が重なる場合もあります。 そうした支払いが滞ってしまうようなことがあるとスムーズに土地の売却を行えず、トラブルの原因ともなりかねません。事前にどれぐらいの経費が発生するのかを十分に確認しておくことが大切です。 4.所有者は登記で確認 さらに、土地の売却の際には、その土地の名義が誰になっているのかを改めて確認しておくことにしましょう。 そのためには役所に提出されている登記を確認するとすぐにわかります。登記にはその土地の購入の際に決められた様々な事柄が記録されています。 その中でも特に大切となるのが、その土地を所有している人物の名前です。自分の名前があるのであれば特に問題はありませんが、気を付ける必要があるのは共同で誰かとその土地を所有していることになっていないかどうかという点です。 土地の購入の際に購入の価格が高すぎると、自分1人ではローンでもまかなえず、ほかのだれかと分担して購入費を工面することがあります。そのような場合には複数人と共同でその土地を所有しているということになっており、所有者全員の同意がなければその土地の販売も行うことができません。そのために改めて登記を確認することによって、しっかりと確認しておきましょう。