不動産の売却をするには不動産会社と不動産媒介契約を結ぶ必要がありますが、そこには注意点があります。 根拠なく高額な不動産査定を設定する、不動産売却に慣れていない、チラシのクオリティが低い、仲介手数料無料などには注意しましょう。 もくじ 1.根拠の無い不動産査定額 2.賃貸物件の多い不動産会社 3.折込チラシのクオリティ 4.仲介手数料無料のデメリット 1.根拠の無い不動産査定額 不動産の売却を検討している方は自分で売買契約を結ぶことは困難です。そのため、不動産の売却には一般的に不動産会社と不動産媒介契約を結びます。 しかし、一重に不動産会社と媒介契約と言っても地場の不動産会社から、有名な大手の不動産会社など、数多くの不動産会社があり、どの不動産会社にお願いしたらいのか、どういった部分に注意したら良いのでしょうか。 当たり前ですが、何より大切なことは不動産査定額です。売却を考えている方は少しでも高く売却したいと考えるものですが、そこには根拠が無ければなりません。そのため、不動産会社によっては高額な不動産査定額を出してくれることもありますが、そこにどのような根拠があるのか確認をしましょう。 場合によっては媒介契約を貰いたいがための無責任に査定額を出すケースもあるのです。そのため、査定額を算出するに至った根拠を明確にしてもらいましょう。 売買成約金額ではなく、あくまで査定額です。査定額で売れる保証はありません。悪徳な不動産会社であれあ、高額な査定額で売主と契約し、媒介契約後、結局売れず、長期にわたり販売するも売れず、売主に販売価格を下げてもらって、やっと売れたという、無駄に機関ばかり取られて、結局、査定額よりも2割以上安い金額で売れたという、利益的な部分と、期間的な部分で損をするという事も考えられます。 簡易査定が出たら、気になる会社に対しては、どうして、この査定額なのかをしっかり確認していった方が良いでしょう。その上で、複数社を比較して、媒介契約をする会社を絞り込みましょう。 2.賃貸物件の多い不動産会社 不動産会社とはそれぞれが得意とする分野があります。 もちろん、不動産の売買を得意とする不動産会社もあれば、アパートやマンションの賃貸物件に強い不動産会社もあるのです。 また、場合によっては、地域ごとに不得意、得意が分かれることもあるので、最近の販売成約事例を確認してみるのも良いでしょう。 同じマンションでの販売事例があるような不動産会社であれば、少し評価が違ってきますよね。また、その際の販売価格が自分の想定よりも高額で販売しているようであれば、具体的に話を進めていきたいですよね。 3.折込チラシのクオリティ 不動産の売却をするのであれば、購入希望者に知ってもらう必要があります。そのため、不動産会社はさまざまな宣伝活動を行いますが、中でも定番となっているのが新聞の折込チラシでしょう。 そのため、新聞の折込チラシは非常に重要なのですが、そのクオリティに注目してください。カラーのしっかりとしたデザインであれば問題ありませんが、中には白黒のデザインもあるのです。白黒はどうしても注目度が低くなってしまい、宣伝効果が薄くなってしまいます。 そのため、カラーで宣伝してくれる不動産会社を選びましょう。また、ほかの不動産会社の折込チラシもチェックしてください。他社と比較してクオリティが低くなってしまうと、どうしても注目してもらえません。そのため、他社に負けないクオリティを持っている不動産会社を選んでください。 必ず、その不動産会社がばら撒いているチラシの事例を複数見せてもらいましょう。 4.仲介手数料無料のデメリット 不動産会社の中には仲介手数料無料を謳う会社も少なくありません。これはお得に感じてしまいますが、そのようなことはありません。 それでは、仲介手数料無料にはどういったデメリットがあるのでしょうか。こういった不動産会社は買主から手数料を受け取っています。そのため、買主側の代理店になることが多いのです。 こうなってしまうと不動産のディスカウント交渉がしつこく行われることがあります。そして、当初の不動産査定額よりも低い金額で売却するケースもあるのです。さらに、こういった不動産会社は積極的に販売活動をしてくれないこともあります。そして、「この物件であればすぐに売れるので安心してください」など、調子の良いことばかり言ってくることもあるのです。