多摩地区の不動産は簡単に売れない?

 多摩地区には古くから、多くの団地が建設されており、高齢化が進んでいるとの報道がよくありますが、最近では、リノベーションをすることで快適な住環境が得られるということから、現在若いファミリーや夫婦を中心に人気となっています。
 そのため、不動産売却を考えている方にとってチャンスと言えるかもしれません。

もくじ
1.多摩ニュータウンの歴史
2.若いファミリーに人気
3.団地ならではのメリット
4.周辺のアクセス環境について


1.多摩ニュータウンの歴史
 多摩地区の団地などの不動産売却を考えている方は多いことでしょう。こういった不動産はどういったものなのでしょうか。これらは昭和30年代から50年代に建設されました。
 この時代は高度経済成長の真っ只中で、都市部の住宅需要が増加したことから建設されたのです。おもにファミリーをターゲットにしていることから、40から60平米の広さで3DKのタイプが主流となっています。
 そして、敷地内に商店や銀行、郵便局などがあることから、敷地内で生活を済ませることが出来るのです。そして、稲城市、多摩市、八王子市、町田市には多摩ニュータウンと呼ばれるエリアが誕生し、全国でも最大級の規模を誇っています。
 多摩地区に広がる多摩ニュータウンは自然環境と調和しており、教育や文化などの機能も備えているのです。そのため、文化的で利便性の高いエリアとして人気となりました。


2.若いファミリーに人気
 こういったエリアの不動産は高い人気を誇っていましたが、それは昭和30年代から50年代のこと。
 そのため、多くの不動産は時間の経過によって傷みなどの問題を抱えており、「不動産売却は難しいのではないか?」と考える方も多いことでしょう。しかし、そのようなことはありません。
 若いファミリーに人気となっているのです。こういった若いファミリーや夫婦は多少物件が古かったとしても、それをリノベーションすることで自分たちの生活にマッチした環境に作り変えています。
 リノベーションを積極的にサポートする業者も増加しており、想像以上に快適な住環境を手に入れることが出来るのです。そして、生活をするだけでなく空いた住宅をリノベーションすることで、カフェやコミュニティスペースとして活用するケースも少なくありません。


3.団地ならではのメリット
  こういった住宅にはさまざまなメリットがあります。何よりも管理費や修繕積立金の安さでしょう。近年のマンションは最新のエレベーターや機械式駐車場を完備しており、どうしても管理費や修繕積立金が高額になってしまうのです。
 若いファミリーや夫婦はどうしても経済的に苦しい部分がありますので、そういった部分にお金を回すことが出来ません。そのため、中古の団地を選ぶケースが多いのです。
 たとえ古かったとしてもリノベーションをすることで自分好みの部屋にすることが出来ますし、快適な住環境を手にすることは十分に出来ます。そして、こういった住宅は容積率や建ぺい率にも余裕があり、ゆったりと配置されているのです。さらに、陽当たりや風通しも良くなっているので、快適な生活が送れるというメリットもあります。


4.周辺のアクセス環境について
 多摩地区は鉄道環境に恵まれていることから、都心部や横浜などへアクセスが手軽になっています。そのため、都内や横浜へ通勤するサラリーマンにとって、ベッドタウンとしても機能しているのです。路線価や地価も高くなっているので不動産売却を考えている方も安心でしょう。
 具体的な路線価や地価は不動産会社に相談をしてください。また、アクセス環境だけでなく銀行や病院、郵便局などの生活インフラも充実しているので、生活しやすい環境と言えるでしょう。
 さらに、敷地内に学校があることも多く、子どもの通学も安心です。また、住民のコミュニティが整っているので、遠方から引っ越してきた方でもスムーズに仲良くなれます。そのため、団地は非常に恵まれた環境であると言えるでしょう。

Copyright 2013-2024 不動産を査定する.jp