2018-10-22
不動産 | 査定 | 売却 | 媒介契約 | チラシ
不動産の売却を検討する人の中には、下調べをしないでサッサと不動産会社と媒介契約を結んでしまう人がいます。
しかし媒介契約にも種類があり、結果的に不利な契約になってしまうことがあります。業者にお願いしたら簡単に不動産が売却できるわけではなく、そこそこ時間がかかることも考えられます。
できるだけ高値で売りたい、時間をかけずに処分をしたいという場合にはすぐに媒介契約を結ぶのではなく、自分たちでもやるべきことをやることが必要です。
もくじ
1.チラシや周辺の不動産屋で相場を確認
2.良い不動産会社と媒介契約する
3.毎月定期報告に来る営業担当を選ぶ
4.内覧しやすいように片付け掃除をしっかりと
1.チラシや周辺の不動産屋で相場を確認
不動産の売却にあたっては最初から査定依頼を出すのではなく、相場を知ってから査定依頼をする方がおすすめです。相場が分かればこの査定額が妥当かどうかが分かるからです。実際に相場を調べることは難しくありません。折込チラシや広告などを見て判断すればいいからです。新聞折込の場合やポスティングされたチラシなどもあるため、チラシの入手に関してはそこまで問題ではありません。
また、近くの不動産屋などを見て相場を知ることやネットで調べることもおすすめです。だいたいの相場を知り、その根拠を明確にしておけばいくつかの業者に査定依頼を出したとしても正当な評価をしてくれるところがどこなのかというのが分かって、安心して任せられます。
2.良い不動産会社と媒介契約する
媒介契約を不動産会社と結ぶことで業者は売却に向けた活動を行い、広告などを打っていきます。この時に折込チラシのセンスが良くてポイントが分かりやすいところ、ポスティング広告が明快な業者などがおすすめです。
一方で気をつけたい業者として両手仲介を行う業者があります。両手仲介は売り手と買い手双方から手数料をもらうやり方であり、業者にとってはこれが一番稼げるやり方です。相場よりも高い値段で売れると売り手を説得し、その状態で干しておき、いかにも正当な理由を出して売値を下げその間に見つけておいた買い手に吹っかけて買ってもらい、両手仲介によって手数料をせしめるということができます。
また、手数料無料といかにもなことを言って迫ってくる業者も信用できません。手数料無料の分、どこかで回収しようとするからです。両手仲介や手数料無料などの言葉を信用せず、評判のいい業者と契約するのが一番です。
3.毎月定期報告に来る営業担当を選ぶ
媒介契約を結んだからすぐに売れるわけではなく、相場付近で売値を設定しても2ヶ月3ヶ月はかかる場合があります。
そんな時に大事なのは売れそうかどうかを知ることです。契約を結ぶと報告義務というものがあり、毎週1回か2週おきに1回の報告をしなければなりません。ただその際に方法までは決められていないため、メールなどで済ませても義務は果たしたことになります。
ですので、口頭で伝えてくれるような営業担当を選ぶことが大事です。そうすれば、どのようにすればいいかなどを聞いたり要望をダイレクトに伝えられます。メールでは伝わらないことも実際に会えば理解できることもあります。毎月の定期報告を実際に会ってやってくれる人を選ぶべきです。
4.内覧しやすいように片付け掃除をしっかりと
モデルルームがあるわけではないので、もし購入希望者が出てきた場合には片付けなどを事前に済ませる必要があります。散らかっている状態で内覧にやってきたとしたらいい印象は絶対に与えられません。
また、水回りをかなり気にする人が多い中で疎かにしていてはどれだけ業者が頑張っても買い手はつかず、売却計画も頓挫します。
つまり、媒介契約を出して売りに出すことを決めたら常に掃除をしておいていつでもやってきてもらえるような状態にすることが大事です。
慌てて内覧に向けた準備をするのではなく、余裕を持って準備を重ねていくことできれいに保つことができ、購入希望者にいい印象を与えられます。売却をすぐに目指すには売る側にもそれなりの準備が必要です。