2019-04-29
不動産査定 | 営業 | 査定時間 | 査定額 | 匿名
自宅を売却したいと思ったら、大体いくらで売れるのかを知りたいと思うものです。それには不動産査定を行う必要がありますが、営業マンに実際に会って話をする前に気を付けておきたいポイントがいくつかあります。
話の上手い営業マンにのせられて契約してしまうと、適正価格で売却できなかったり割高な手数料を取られてしまうこともあるようです。信頼できる営業マンを見抜くには、どういった点に注意しておけばよいのでしょうか。
もくじ
1.不動産の査定には無料と有料の査定の2種類がある
2.一般的には匿名で行える簡易査定
3.査定額は売買成約額ではない。営業的な価格かも知れないので要注意。
4.買取保証の業者や、販売手数料が安かったり無料の業者は要注意
1.不動産の査定には無料と有料の査定の2種類がある
不動産査定には、費用が掛からず無料で利用できるものと有料の2種類があります。
どのように違うのかというと、基本的に不動産会社が行う不動産査定は費用がかかりません。自社に不動産の売却活動を依頼して欲しい、媒介契約を結んでほしいというのがあり、無料で行ってくれることが圧倒的に多いです。
有料なのは不動産鑑定士に査定を依頼する場合になります
不動産鑑定士とは、不動産の値付けを仕事としている専門家のことをいいます。マンションや一戸建てのような自宅を売却する際には、ほとんどが不動産会社が行う無料の不動産査定を利用します。
有料で不動産鑑定士に依頼するのは、遺産相続などでトラブルが発生した時などです。賃料や立退料などで揉めた場合などにも、専門家に依頼することが多くなっています。それから関係会社間で不動産の取引を行う際などにも、有料で不動産査定を依頼することが多くあります。
2.一般的には匿名で行える簡易査定
自宅など住宅を売却する際には、匿名で行える一括査定サイトを利用する人が増えています。匿名なので強引に売却を勧められる心配もありませんし、査定時間も短くて済みます。
不動産会社に一軒一軒足を運ぶと、色々な手間がかかりますし査定時間も長くなってしまいます。
また、複数の不動産会社にまとめて査定してもらえるので、査定額についても信頼できるところを選ぶことができます。
あまりにも査定額がかけ離れている不動産会社は外すことができますし、できるだけ高値をつけてくれたところも選びやすくなっています。一般的な住宅の売却であれば、わざわざ不動産鑑定士に依頼する必要はありません。無料でできる匿名の一括査定でも十分です。
3.査定額は売買成約額ではない。営業的な価格かも知れないので要注意。
一括査定を利用する際に気を付けておきたいのは、査定額は売買成約額とは違うということです。
不動産会社として自分の会社に依頼してほしいので、高めに査定する傾向があります。査定時間も短いので、限られた条件の中でアピールしなければいけないからです。
そのため査定額が高いところに飛びついてしまうと、売却できないことになりかねません。契約を取るために高値をつけて、売れないからと値下げさせるような会社も存在しています。
そういったことを防ぐためには不動産会社から査定書をもらって、その内容を細かくチェックするようにしましょう。査定書には査定方法や根拠となる数字がきちんと記載されているので、査定書に明確な理由が記載されているところを選ぶ必要があります。
また、「過去の実績」と言われた場合も注意ですよ。
実際にどの地域のどの物件なのか?自分の物件との類似性を明確にして、実績と言えるものなのか?を判断する必要があります。
特に同じマンションで実績があるという話でも、時期はここ数か月内の実績なのか?もし、1年以上前というのであれば、それは実績とは言い難いです。
4.買取保証の業者や、販売手数料が安かったり無料の業者は要注意
不動産会社の中には、買取保証がある業者や販売手数料が安い業者もあります。
また、中には販売手数料が無料のところもあるようです。買取保証とは、不動産売買を仲介するのではなく不動産会社が直接買い取る方法になります。その場合には売却まであまり時間がかからずスムーズに話を進められますが、一般的な売却方法よりも価格は安く抑えられがちです。
販売手数料が格安の場合にも売却するのに費用がかからないのでお得なように感じてしまいますが、そういった業者は買い手から手数料を貰っています。
すると、当然ですが買い手の味方なので、買い手側に有利なように話を進めてくることもあります。決して自分の味方ではないので、注意するようにしましょう。