内覧が決まったらハウスクリーニングをしなければいけないのでしょうか。 決してそのようなことはありません。しかし、できる限りきれいに家の中を保つ努力をしておくとよい印象を与えることができるでしょう。特に臭いの発生する場所の清掃はしっかりと行いましょう。 もくじ 1.不動産売却でハウスクリーニングは必要か? 2.できる限りで掃除はしよう 3.臭いには注意しよう 4.見学者とは適度な距離感を 1.不動産売却でハウスクリーニングは必要か? 自分の住んでいる家を不動産売却したいと思う場合、不動産業者を介して買主候補募集することになります。 内覧が決まると、実際にその不動産を購入したいと検討している方が内覧に訪れます。 そこで良い印象を与えることができれば、その不動産の売却がスムーズに行える可能性が高まるでしょう。 その際にハウスクリーニングを行うべきかどうか悩む かもしれません。ハウスクリーニングの検討するタイミングは、この内覧が決まった時か、もしくは販売することが決定し、引き渡すときのタイミングです。 どちらも特にハウスクリーンが義務づけられているということはありません。不動産の仲介業者からクリーニングを進めることもありますが、基本的によほど汚くない限りは必要ありませんし、それ自体がその不動産の査定額に影響するということはほとんどありません。 また引き渡す際にもハウスクリーニングをしてから引き渡さなければいけないという決まりは一切なく、基本的には普通に掃除するだけで十分といえるでしょう。もしもクリーニングを実施しようとした場合、普通の家で全てに行うと数十万円かかる場合もあります。 そのため大きな支出となることが十分に予測されますので、決して無理をすることなく、慎重に検討しておきましょう。 2.できる限りで掃除はしよう ハウスクリーニングを行うこと以外に内覧の時に気をつけなければいけないのは、できる限り家の中を清潔に保っておくことです。 清潔に保つポイントとしては、主に水周りや玄関先など特定の目に留まる所を重点的に片付けをしておくと良いでしょう。 また、家の中の様々な物をできる限り収納することによって、シンプルな部屋の状態にしておくことが必要です。シンプルな部屋の状態にしておけば、それだけその不動産を購入した後にどのような部屋作りができるのかという点をイメージしやすくなります。 また、たくさんのものが目に留まる状況ですと、部屋が非常に狭く感じられることもあり、印象としてはあまり良くないでしょう。このような点に注意して内覧の前に部屋の状態を整えるならわざわざクリーニングをする必要なく、良い印象を与えることができるはずです。 3.臭いには注意しよう また、通常暮らしていると自分では気づかない可能性が高いですが、生活臭というものが家の中にはあります。 台所の臭いなどの様々な要因が考えられますが、家主の特徴によって様々な匂いが発生する可能性が非常に高いといえるでしょう。そこで、できる限りそのような臭いを消去することはできるように努力しましょう。 強い匂いでそれらの生活臭を打ち消そうとすると、かえって混ざり合って逆効果になりますので、まずは徹底した匂いの元を断つ清掃を心がけることが必要です。十分に片づけや臭いの下となりそうな部分の清掃が終わった後で一輪の花を飾るだけでもほのかに良い香りが充満し、家全体の良い印象を与えることができるでしょう。 4.見学者とは適度な距離感を また、内覧に来た方に接する際にはあまり多くを語りかけることがないようにしましょう。できれば質問された時に効果的に答えることは出来るよう、いくつかの答え方を準備しておくといいかもしれません。 また、その不動産を購入した場合のご近所との関係や近隣の便利な施設などの紹介も上手に出来ると効果的です。内覧に来る方はその家を購入した場合の生活のことも考えながら見学します。自分が内覧をする立場の場合、どのような点が気になるのかということを考えながら疑問点に十分応えることができるよう、準備をしておきましょう。 そして良い関係が築けるならば、スムーズにその不動産売却をすることができるでしょう。