埼玉県加須市で不動産査定・売却をする前に知っておきたい4つのポイント

 2019-08-19   加須市 | 平屋 | 中古 | 住宅 | 花咲駅
 埼玉県加須市で手持ちの不動産を売却をしようとする場合、まずは不動産会社で査定を受けて目安の価格を知ることから始めます。
 しかし最近は人口減少によって不動産の需要自体も減少しており、立地により明暗が分かれるおそれがあります。
 特に中古物件は相場に左右されやすいため、リフォームなどで付加価値を高めたり、結婚後、実家から出て暮らす住み替え需要や、子供が生まれることによる住み替え需要など、地場の情報にくわしい不動産会社を選択するなど、効果的な戦略を練ることが重要です。


もくじ
1.住宅地公示価格は加須市全体は5%以上の下落
2.県道151号線の一部は上昇傾向だが、メインの加須駅、花咲駅周辺は下落傾向
3.不動産価格に好転の要素が無く、売却を検討するなら早めに!
4.地場の不動産屋を中心に査定した方が良いかも


1.住宅地公示価格は加須市全体は5%以上の下落
 住宅地の標準的な価格の相場を年を追って知りたい場合には、国土交通省が毎年調査している公示価格を見るのがよいといえます。
 公示価格のここ数年間の傾向は、埼玉県全体としては前年並みの横ばい、または1パーセント以上の上昇ですが、加須市全体では5パーセント以上の下落をともなっています。もちろん不動産売買は土地と建物がセットですので、実際の売買価格は平屋住宅・アパート・マンションなどの種類や、新築や中古といった築年数の違いによっても違いが出ることは確かです。
 また同じ市内でも立地している場所による違いもありますので一概にはいえませんが、全般的に下落のトレンドが形成されていることには注意しておく必要があります。


2.県道151号線の一部は上昇傾向だが、メインの加須駅、花咲駅周辺は下落傾向
 加須市内の公示価格がトータルで見れば下落傾向とはいっても、標準地とよばれる市内の細かな場所ごとに見た場合には、かならずしもそうではない場合があります。
 たとえば県道151号久喜騎西線の沿線では地価が上昇しており、このルートは東京都内から群馬県までを結ぶ国道122号の裏道的なルートにあたります。最近は県道のバイパス道路として加須はなさき公園前の一部区間が開通し、大型小売店も進出していますので、将来性の期待できるエリアです。
 その一方で加須市のメインとなる加須駅や花咲駅周辺では軒並み下落が目立ちます。加須駅や花咲駅に近い、すでに成熟しきった中心市街地は逆に魅力に乏しくなってしまっているおそれがあり、新たに不動産売買を検討するのであれば、このような動向にも配慮したほうがよいでしょう。


3.不動産価格に好転の要素が無く、売却を検討するなら早めに!
 加須市内で手持ちの不動産を売却するのであれば、その時期をよく見極めることがたいせつです。
 加須市は2010年ごろまでは人口が急速に増加していましたが、このピークを過ぎると一転して人口減少が進んでいます。
 全国的に人口減少は自治体の課題となっていますが、加須市も例外ではなく、統計的には2025年までに8000人の減少が見込まれる状態です。特に平屋建てや2階建てのような戸建て住宅は30から40歳代がメインターゲットですが、この年齢層が増えない以上は不動産需要の先行きも期待できません。
 現在は日本銀行による大規模な金融緩和政策もあいまって、不動産を買う立場からすれば、低金利でローンが組みやすいといえますが、この政策がいつまでも続く保証はなく、そうであるならば早めに査定を受けて売却を済ませるか、中古住宅のリフォームなどで付加価値を付けるなどの工夫をしておくのが得策です。


4.地場の不動産屋を中心に査定した方が良いかも
 加須市の人口減少をくわしく見ると、出生が少ない自然減のほかにも、他の自治体に引っ越しをしてしまう社会減が目立っています。加須市は中心にあたる加須駅や花咲駅さえも、東北本線や東海道新幹線の駅からは離れていますので、別の地域からの移住であれば、加須市よりも優れた条件をもつ自治体のほうに流れてしまうのはやむを得ないことです。
 したがって市内での中古住宅の不動産需要といえば、アパート暮らしから平屋または2階建ての広いマイホームへ、あるいは高齢のためにマンションから生活に便利な平屋建てへと住み替える場合や、リフォームのベースとして安価に購入する場合に限定されがちといえます。
 そのため中古住宅の査定は、事情をよく知るLIXIL不動産ショップ オオノなどの地場の不動産会社を中心に依頼するのがよいでしょう。LIXIL不動産ショップ オオノであれば、加須・久喜・羽生エリアの中古住宅販売には長年の実績があり、周辺では唯一の地場の大手と言えるかもしれません。

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