神奈川県の不動産、売り時はいつ?川崎や横浜も安泰のようで安泰でない?

 2019-09-02   神奈川県 | マンション | 売却 | 査定 | 即日
 不動産を購入するときは価格が決まっているので飼うか買わないかの二者択一ですが、売却の時は売主が価格を決めます。
 不動産は同じものが二つとないため、一物一価という言葉がある一方で、同じ土地でもそこから通勤通学の便がいい人にとっては価値が高いが、無縁の人にとってはそれほど魅力がないように、人それぞれで価値が異なる一物多価という言葉もあります。
 一見正反対の二つの言葉からわかるのは、不動産を高く売るならそれを必要としている人・つまり需要の見極めがポイントです。


もくじ
1.神奈川・千葉・埼玉ともに公示価格はここ数年横ばい。
2.川崎・横浜は地価が伸長も、茅ケ崎より西側は、並行または、下降気味
3.売れるならオリンピック前には売却した方が良い
4.川崎・横浜など都心60分以内の地域は、大手不動産会社での査定がオススメ


1.神奈川・千葉・埼玉ともに公示価格はここ数年横ばい。
 不動産の価格は、たとえ近隣で同じ面積の土地がいくらで売れたというデータがあっても、その値段で買い手がいなければ売れないので、実際の時価は売ってみないとわからないと言っても過言ではありません。しかし、それでは困るので客観的な評価方法として、相続税評価額や固定資産税評価額、公示価格などがあります。
 相続税評価額は国税庁が年1回発表している路線価で計算、固定資産税評価額は課税通知に記載されています。一方、路線価は近隣の実際の取引事例を基にしているので、実際に取引するときの時価に最も近いと考えられます。
東京都は首都への一極集中を背景に価格は高騰していますが、神奈川県や千葉、埼玉のような近郊各県は、都心の過熱と郊外の需要減退の緩衝地帯のように横ばいを続けています。


2.川崎・横浜は地価が伸長も、茅ケ崎より西側は、並行または、下降気味
 神奈川県の中でも、商業地としても住宅地や観光都市としても様々な面でブランドを確立している横浜市、東京と隣接している川崎市は順調に地価を伸ばしていますが、その反面茅ケ崎より西側は都心の価格上昇の恩恵は及んでおらず、価格は並行または下降気味です。
 その結果、神奈川県全体では価格は横ばいとなっており、この構図は全国的な土地価格の二極化の縮図になっています。
ただし、茅ケ崎以西でも湘南エリアなどマリンスポーツ好きの間では根強い人 気があり、売却するときはその魅力に価値を見出してくれる買い手と出会うことがポイントになります。
 そこで、神奈川県のマンション売却では住友不動産のような全国展開している大手不動産の即日査定サービスを活用することが効果的です。
	

3.売れるならオリンピック前には売却した方が良い
 土地には資産価値と利用価値の二つの側面があります。
 利用価値が高ければ資産価値も上がるので、まったくの別ものではありませんが、例えば都市近郊農地を緑地として残すために、固定資産税評価などで優遇する生産緑地優遇制度が2022年に見直されることになっています。
 この影響は神奈川県や千葉・埼玉のように東京近郊で最も影響が大きく、固定資産税の負担が大きくなった土地を処分する人が増えて流動化が進むことが考えられます。
 需要に大きな変化がなければ供給過多は値崩れを招く恐れがあり、売却を予定しているマンションは2020年のオリンピック前にも早期売却が有利と考えられます。
 住友不動産のマンション査定は、実地ではないデータ上なら即日査定も可能です。


4.川崎・横浜など都心60分以内の地域は、大手不動産会社での査定がオススメ
 不動産を高く売るには、一番高く買ってくれる買い手は誰かを見極めることが大切です。
 横浜や川崎のような東京近郊の都市部には他府県からの流入もあるので、全国に情報を開示して買い手を募るのが効果的です。
一方、茅ケ崎以西の湘南エリアでは、地場の住み替えや、全国からでもこの地域の魅力を知っているコアな需要がターゲットになるので、地元の不動産屋に買い手の情報が集まりやすくなります。
 そこで、不動産の査定をするなら、住友不動産のような全国展開の大手、地元の駅前に店舗を構える老舗不動産、ネットで幅広いデータを扱う会社など、少なくとも三社以上の性格の違う不動産会社を利用すると有効です。
 ネットの査定では即日などスピード重視をうたうものも少なくありませんが、査定自体は無料で、実際に取引するときの仲介料だけという会社も多いので、情報集めに費用はかける必要がありません。

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