2020-01-16
不動産査定 | 不動産売却 | 黒石市 | 地価 | 黒石駅 | 築古 | 境界線 | 不動産会社 | 青森県
全国各地の土地にはすべて値段がついており、地価と呼ばれることで知られています。地価はさまざまな要因から常に変動するものであり、不動産売却にあたっては地価がいくらになっているかによって金額が大きく異なってくるのが特徴です。
黒石市の現在の地価を知るには不動産査定が不可欠ですが、不動産会社によって不動産査定で出される金額は異なるため、なぜ金額の違いが生じるのかや、そもそもの査定額の根拠はどこにあるのかを知ることが重要となります。
もくじ
1.黒石市全体で地価の下落は止まらず、黒石駅周辺でさえ下落
2.人口減と公共事業、大型のモールなどの地価の底上げ要素が無い
3.地場の不動産会社を重点的に査定をお願いしよう
4.築古物件の場合は隣との境界線が明確になっているか確認しよう
1.黒石市全体で地価の下落は止まらず、黒石駅周辺でさえ下落
黒石市全体の地価の変動を見てみると、黒石市全体で下落が止まらない傾向が顕著です。地価の下落は日本各地で見られますが、その中でも駅周辺は利便性の良さという条件からもともと他の地域よりも価値が高いのが普通で、変動があるとすれば駅周辺だけということもあります。
黒石市の特徴は、市内全域で地価の下落が止まらない上に、上昇が期待出来るはずの黒石駅周辺でさえも下落しているというところです。駅周辺という地価に大きな影響を与えるエリアでさえも地価が下落しているということは、たとえ駅の近くで利便性がよいという条件を持っていたとしても、不動産査定額は低くなり、不動産査定額に納得できなければ不動産売却は困難になります。
2.人口減と公共事業、大型のモールなどの地価の底上げ要素が無い
黒石市の不動産査定額が低いことで不動産売却を困難にしている理由はいくつかあり、一つには日本全国で見られる人口の減少があげられます。大正時代から平成の終わりにかけての人口推移を見てみると、もっとも人口の多かった年でも4万人をわずかに超える人口しかなく、平成に入って終わりに近づくほどに減少傾向が続き、3万人台の半ばといった数字です。
今後、他の地域から移住を希望する人がでるかどうかで増減率は変わってきますが、市内全体で公共事業の予定がなく、さらに近年の地価の押し上げ要因となる大型のショッピングモールの建設に伴う地域の開発といった計画も特に見当たりません。
これら、地域の地価を底上げする要素がほとんど見られないことからも、この先も不動産売却のために不動産査定を行っても、値上がりは見込めないと考えておいた方がよい理由です。
3.地場の不動産会社を重点的に査定をお願いしよう
もともと黒石市に生まれて育った人の中には、たとえ地価の下落が止まらないとしても住み慣れた街に住みたいと考える人もいるでしょう。人口減少の傾向にあっても、結婚や出産を機に住んでいた家を住み替える新たなニーズは発生します。
とりわけ住み替える場合にはそれまで住んでいた家が持ち家の場合には、不動産売却を行ってから新たに家を購入することになりますので、不動産査定は必須です。黒石市には大手と地場という2つのタイプの不動産会社がありますが、不動産売却にあたっての不動産査定を依頼するのは地場の不動産会社を重点的に当たるのがおすすめです。
地場の不動産会社なら、黒石市の不動産及び地価の推移に関して長年のデータを持っているだけでなく、地域の特性を正しく反映して、暮らしやすい住み替えニーズをくみ取った不動産査定が期待できます。
4.築古物件の場合は隣との境界線が明確になっているか確認しよう
不動産査定額に納得できれば、その後の不動産売却の流れへとつながりますが、不動産売却を行うときに売主は買主に対して、引渡しの時までに境界標を明示するという決まりがあります。境界標の頭部には金属鋲や矢印、交差する線など何らかの目印がありますので、不動産査定を依頼してから不動産売却を行うため、不動産会社に相談する際に確認しておくと良いでしょう。
不動産売買契約書において、売主は買主に対して引渡しまでに境界線を明らかにする必要があると定められていますが、不動産会社によっては先延ばしにすることが少なくないため、のちのち境界線が明確でないことによるトラブルが発生しがちです。
境界線を明らかにしないまま不動産売却を行ったとして売主の責任が問われることになりますので、不動産査定の際に境界線がどこにあるかを確認してもらう作業も含めて依頼を引き受けてくれ、信頼できると感じられた業者を選ぶことが大変重要です。