不動産査定をする際にはじっくりと検討しないといけません。特に、気をつけないといけないのがチラシに「高く買い取ります!物件求む」「高く売れるので、物件を探しています」と記載されているケースです。 基本的にチラシに記載されている内容はあまり信頼できるものではないですから、これから依頼する際にはじっくりと気をつけないといけません。購入希望額等を掲載しているようなチ ラシも要注意でしょう。このように重要な点が多いですから、ここで基本を理解しましょう。 もくじ 1.買主がいるように見せるあり得ない嘘 2.購入希望額を出しているチラシ 3.どこよりも高く買います!いやいや相場があるのであり得ない 4.売り物件のチラシもどの不動産会社に依頼するかのヒント有り 1.買主がいるように見せるあり得ない嘘 不動産会社のチラシや査定の段階で買い手がいるように見せる営業をしてくる不動産会社がいます。 そもそも買主がすでにいるというケースは、かなりレアです。確かに現在、株価や不動産価格は高騰してきていますが、これは、首都圏などの一部のエリアに限られた現象で、買主がいるように見せるのは、すぐに売りたいという売主の心理を突いた営業方式です。 実際に媒介契約を結んでも、実際に買主がすぐに表れることはありません。 「他の物件に契約してしました。」 「数か月の海外出張にいってしまいました。」 などと、嘘をついてくることが多く、ひどい場合は、 「買主から価格交渉がきています。」 と、いきなり価格交渉がくるような不動産会社であれば、すぐに解約しましょう。嘘丸出しの上に、誰でも勝ってくれそうな価格にするのであれば、他に営業してきた不動産会社と変わらない。なんてアホな話もあります。 2.購入希望額を出しているチラシ 「売ってください」、「これくらいで売れるので売却不動産を探しています。求む」と購入希望額をチラシに出しているような業者もお勧めできません。購入希望額というものは物件の査定をせずに決められるものでもないのです。だからこそ、チラシにこの価格で売ってくださいと記載されている売却募集額は全く実態のないものだと理解しないといけません。 基本的にチラシに掲載されている希望額というものは人を集めるためのエサに過ぎないのです。 購入希望額を本当に知るためには地価等を理解する必要性もありますし、市場の変動を理解することも大事。実に複雑な作業になってきますから、何も査定もせずにわかることはないということを理解しておきましょう。 3.どこよりも高く買います!いやいや相場があるのであり得ない 「不動産求む。何処よりも高く買います。物件を探しています」といったチラシを見かけることも。最近は売却募集も色々な手を使っていますから、うっかり騙されないで下さい。 何処よりも高く買うということはそもそも市場には相場がありますから不可能です。相場よりも高く売却不動産を仲介契約したら、それだけ業者に赤字が出るだけ。だからこそ不動産査定をする際にこのような甘い文句が掲載されているような場合には気をつけないといけません。 逆に不動産査定額が本当に他の業者よりも高い場合には、他の手数料が以上に高いといったこともあります。いずれにしても、相場がありますから、まずは色々な不動産査定業者に依頼して適正価格を知ることも大事になってきます。また、どこよりも高く買います。って不動産会社は仲介会社であって、買うのは買主です。 4.売り物件のチラシもどの不動産会社に依頼するかのヒント有り このようにチラシを見るだけで簡単に媒介契約するべきなのか、売るべきなのかどうかが分かってきます。 他にも、売り物件のチラシを見るだけでも不動産査定会社のクオリティーがわかります。例えば、過剰広告だったりしたら気をつけたほうが良いでしょう。売り物件のチラシに真実が記載されていることもあります。結局、不動産査定会社というものは高く売って安く買わないといけないわけですから、両方のチラシを見ることで一体いくらが適正価格なのかも分かってくるというもの。実際、不動産査定をする際には注意点も多いものの、じっくりと色々な業者を見ればより高く売れるところも見つかってきますから辛抱強く探しておくことをお勧めします。