先に引越して、オープンハウス状態に【不動産売却攻略法】

 自分のマンションや戸建て住宅を、少しでもより良い条件で成約させたい。少しでも相場よりも高く売りたい。または、人気のない区域であれば、少しでも早く成約してほしい。といったニーズを持って販売活動を不動産会社と一緒に頑張っているかと思います。
 不動産会社はいくつもありますが、基本的に営業方法は、各社それほど、変わり映えのあるものではありません。
 では、オーナーサイド、つまり売主側の工夫で売れるようになる方法はないのでしょうか?ここでは、そんな売主にできることをまとめてみました。


★オーナーサイドの工夫で成約率や良い条件で売れる方法
1、オープンハウス
2、先に引っ越せるのであれば、その方が間違いなく良い!


1、オープンハウス
 オープンハウスって新築の分譲住宅などが行う営業手法と思われがちですが、中古住宅であっても、オープンハウスはオススメの営業方法です。いつでも、だれでも、内覧してもいいですよ。という事です。この方法は意外と効果を生みます。
 そもそも、引越しや、賃貸の契約、不動産の購入といういずれの行為も、大体、現在住んでいる区域から近ければ近いほど、成約しやすいという事はご存知でしょうか?新興の人気エリアなどは別ですが、それ以外の地域に関して言えば、近所が人気です。大枠で言えば、住み慣れた地域が一番良いとか、親が近所にいた方が安心、子供の学区が変わるのは面倒などといったバックグラウンドを持っている人が非常に多く、近所への住み替えが実は一番多いのです。
 ですので、新聞の折り込みチラシや、ポスティングなどを頻繁に不動産会社は物件の近隣に配るのです。
 不動産会社を介さなければ、一般的には内覧まで漕ぎ付くことは無いでしょう。ところが、オープンハウスにしておけば、いつでも自由に入れるので、その物件を取り扱っていない不動産会社に相談している人や、これから検討しようとしている人などにアプローチすることが可能になります。
 ただし、もちろん、いつでも、内覧可能と言う状態が苦手で、そわそわしながら、普段暮らしするのが難しいと言う人には向きません。


2、先に引っ越せるのであれば、その方が間違いなく良い!
 一般的には、売買が成約してから、引越し先になる新居を購入すると言うのが通例ですが、もし、引っ越してから、新居を購入してから、販売活動を行えるのであれば、その方が、かなりオススメです。
 そうすることによって、常にオープンハウス状態にでき、数多くの人に見てもらえて、希望の条件で決められる角度や、早期に契約が決まる角度が高まります。
 住みながら、販売活動を行う場合は当然ながら、掃除等はしていますが、家財を設置しながら、生活感がある中での内覧ということになりますが、引越し後であれば、部屋の中身が無い状態での内覧になるので、内覧にくる買主候補の方々は、自分ならこういう間取りにするとか、内装をこうしたい!と言ったような想像を膨らませることが可能になるので、成約する角度が高まります。
 また、モノが置いてある状態だと、どうしても、部屋が地図上の間取りと比較するとどうしても狭いと感じてしまいがちで、逆にモノが無い状態で、内見すると、実際の間取り以上の広さに感じる人も少なくありません。特に、モノが置いてある状態の内見後に、モノが無い状態の物件の内見をすると印象が大きく変わります。
 たしかに、先に購入しえ、移り住んだ後に、販売活動を行うと言うのはリスクに感じるのは当然だと思いますが、実際の結果を考えると、短期間で、販売希望額通りに、決まる事が多いです。
 ちなみに、せっかく、引越し後に何もない状態で販売活動をされるのであれば、ハウスクリーニングをしてもらってから、オープンハウスにする事をオススメします。目安ですが、ファミリータイプであれば、大体5万円程度で、ハウスクリーニングできます。水回りのサビなどもしっかり取ってくれます。

Copyright 2013-2024 不動産を査定する.jp