内覧は最優先事項だと思ってください

 不動産の媒介契約後に営業活動が始まるわけですが、不動産会社と売主の温度差が招く機会損失の1つに、内覧があります。意外と、売主は内覧に関する考え方が、かなり緩いと言えます。
 大きく2つの種類に分かれるのですが、一つは、プライバシー的な意識の高さによる機会損失と、二つ目は、本当の意味で機会損失になるパターンです。
 もし、現在、不動産の売却活動をされている方や、これから不動産の販売活動をされる方は是非、参考にしていただきたいのですが、内覧の希望は逃してはならない、最大の販売機会と考えてください。


◆プライバシー的な意識の高さによる機会損失
 不動産会社の営業担当者から、内見の希望が入っていると言った連絡が入ると、高い確率で、売主さんは、前向きな対応をしません。
 例えば、娘の部屋は見せたくないとか、洗濯物を干したいので、ベランダを見せるのであれば、昼間は困るとか、リビングだけにしてほしいとか、引きこもりの息子がいるから、息子の部屋は避けてほしいと言った内容です。
 売主の気持ちも分かりますが、これでは、売れる物件も売れません。逆に買主の気持ちになって考えると分かりやすいかもしれませんね。数千万円という人生で1度、あるか無いかの買い物をするわけですから、購入する商品の隅々まで何度でも確認したいというのが人情です。
 間取り図や物件概要といった紙を見ただけで、購入を決めるなんてことは、まずありえません。必ず、内覧は行われます。
 もし、本当に売主が、売り出し中の、自分の物件を販売成約させたいと考えているのであれば、買主の希望は叶えてあげるべきです。
 つまり、ここで申し上げたいのは、2点です。一つ目は、内覧はまたとない買主をゲットする機会ととらえて、こころよく内覧を引き受けましょう。買主が見たいと言う部分は、見せてあげるように心がけましょう。二つ目は、不動産の販売には、家族の協力が必要だという事です。家族の協力が無ければ、内覧は成功しません。ただ見せるだけではなく、いつでも見せられる状態にしておくことも最低限の条件です。つねにきれいに保ち、余計な荷物やゴミなどが買主の目に留まらないように、きれいな状態にしておくことには、家族の協力なしでは達成できません。


◆一度逃した買主は、もう来ないかも知れない
 先ほどの事例と同様に、不動産業社の担当者から内見のアポイントの連絡が入ると、買主は、どうしても外せない予定があるから、難しいと言った回答を貰う事があります。実際、仕事や、家庭の都合という事で、確かに、日程の調整が難しいケースです。
 ですが、内覧も数千万円の利益を出すためのスケジュールだという事を忘れてはなりません。どうしても、外す事の出来ない予定は、数千万円の価値がある予定なのか?むしろ、其の予定こそ、調整できないのか?といった内容です。
 買主は何らかの興味を、紙面の間取りや住所などを見て、興味を持って内覧のアポイントを希望している訳ですが、どうしても、その物件でなければならないといった理由でアポイントを希望しているといった買主は稀です。高額な買い物をすると言っても、衝動買い的な部分は否めません。その時、その町周辺で発生している販売中の物件の全てを内覧している買主など聞いたことがありません。買主も一定のスケジュールの中で探しています。紙面で興味を持ってくれたから、内見を一旦お断りしても、またの機会に内見に来てくれると言った事は余りありません。むしろ、内見に後ろ向き、見られたくない部分がある物件を思われて、別の物件に興味を移すだけです。
 もし、内見のアポイントの日程が他の予定を被るようであれば、その予定が販売中の貴方の物件の販売価格以上の価値のある予定なのか?一度、冷静に見比べていただきたいと思います。

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