内覧が決まったときに売主が取るべき行動

 2017-12-04   不動産売却 | 内覧
 内覧の際にはできる範囲で掃除を徹底して行いましょう。
 できる限り、匂いの発生源を中心に掃除することで、清潔な印象を持たせることができます。また、部屋の物はなるべく収納して、見た目にはシンプルな部屋にしておくと、買主候補は購入後の部屋造りをイメージしやすくなりますので、好印象につながるといえるでしょう。


もくじ
1.内覧が決まったときに売主が取るべき行動
2.買主候補にプレッシャーを与えないように
3.臭いに気を付けよう
4.間接照明を効果的に!


1.内覧が決まったときに売主が取るべき行動
 不動産売却を行う場合、最初に内覧がおこなわれることになります。そこで購入を考えている人は、家の印象や立地状況といったものを確認し、それを購入するかどうか検討するというわけです。この内覧の時に、出来る限り良い印象を与えることが不動産売却する上ではとても大切になります。家主がその際に気をつけておくべき事柄として、掃除を十分に行っておくことが必要です。
 通常、まだそこに家主が住んでいる状況ですので、できる限り掃除をして綺麗に見せることが大切ですし、特に水周りをきれいにすることによって清潔感を演出することができます。
 また、できる限り片付けられるものは片付けてシンプルな状況にしておきましょう。そうすることによって買主候補が購入後にどのような住まいにしてみようかと想像しやすくなるからです。また、リノベーション業者の見積もりを見せるなど購入後に必要となる事柄の情報を準備しておいても良いでしょう。


2.買主候補にプレッシャーを与えないように
 内覧時に対応するのは、出来る限り家の中のことやその家の周辺のことをよく知っている人が行うべきです。現時点で住んでいる人全てが対応するのではなく、代表1人が対応したほうが良いでしょう。
 もしも全員で迎えてしまうなら、その物件を購入しようと思ってる人はそれだけで緊張してしまうからです。そのため、気を使うあまり家の中の確認したい事柄を十分に確認できないということもありますし、そうした不満は結局は購買欲を少なくなってしまうからです。
 ですから、誰か1人が代表として残り、他の家族は家には残らないという方が良いかもしれません。また細かい点ですが、必ずスリッパを用意することも大切です。スリッパが用意されているとそれだけ歓迎しているという印象を与えることができます。


3.臭いに気を付けよう
 また買主候補の人とよく会話することも、とても大切です。
 自分からベラベラとその家の良さを話したくなることもあるかもしれませんが、できる限り自分の発言を抑えて質問された際に効果的に応えることができるよう準備しておくと良いでしょう。
 また、家の様子だけでなく、そこに現時点で住んでいる人がどのような人かという点も買主候補としては重要な点ですので、できる限り印象よく対応しましょう。また、家の中には特有の生活臭というものがあります。自分自身ではあまり感じられないかもしれませんが、タバコやキッチンから発せられる匂いは家の生活臭の一部ともなります。そのためにも消臭効果のあるもの用意した方が良いでしょう。
 あまり匂いの強いものを置いてごまかそうとすると臭いが混ざって余計に臭くなってしまうこともあるのでほどほどな香りをにおわすことを意識しましょう。消臭を十分に行えば花一輪でもよい香りを十分に発揮します。


4.間接照明を効果的に!
 さらに、夜間であれば間接照明などを効果的に用いておしゃれな部屋の雰囲気を演出することができます。買主候補は購入した後で自分の好きなようにその部屋を作ることになります。
 そのため一つのモデルルームを提案するような気持ちで、できる限りお洒落な部屋作りに集中しましょう。ただし、物をたくさん置いてしまうとそれだけ部屋自体が狭く感じることもありますし、引っ越した後の部屋づくりをイメージしにくくなってしまうので物はシンプルにおさえ、間接照明などでおしゃれな雰囲気を演出するというぐらいがちょうど良いといえるでしょう。
 このように内覧の時にはできる限り印象が良いように準備しておくと効果的です。お互いが気持ちよく交渉することはできるようこうした点も意識しておきましょう。

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