2018-02-05
西多摩郡日の出町 | 不動産査定
西多摩郡日の出町は地価は下落し、路線価も良くありませんが、幹線道路ができて、人口が増えている地域もありますので、今後の不動産査定に期待したいものです。
ここの地域は、主要な駅に徒歩で行けますし、都心への通勤圏にもなっていますから、不便な場所ばかりではありません。
もくじ
1.地価は、どんな状況か
2.路線価の状況も知りたいところ
3.五日市線周辺の状況は?
4.幹線道路沿いであっても、地価が下落しているのはなぜ?
1.地価は、どんな状況か
東京都西多摩郡日の出町の地価は、東京都の中でも、値段の下がり方が激しく、値下がり率ランキングでも、上位になっています。都内になりますし、都心まで1時間ということで、通勤圏にもなっているのに、なぜ、このような状況なのでしょうか。
日の出町が属する東京都西多摩郡は、都心から電車で1時間ほどで行ける福生市が、玄関口になっているような状況で、深部ともなると、そこからさらに車で一時間かかるのです。最深部となると、標高2017メートル雲取山ですから、人が住めるというところではありません。
ここは、過疎の部分と人口が集中する部分が入り混じっているのでしょう。また、西多摩地域は、東京都の、面積の25%をしめているのですが、人口は3%のみです。過疎の山間部があるというのがその主な理由になります。
2.路線価の状況も知りたいところ
路線価とは、国税庁から毎年7月に発表される道路(宅地が面する部分)を単位にした土地評価額のことです。路線価は、税金の尺度が主ですが、詳細な区域ごとに土地価格が設定されていますことから、不動産投資、不動産売却の指標としても、役に立ちます。
単位は千円/㎡で、数字の跡のアルファベットが借地権割合です。(A90%B80% C70% D60% E50% F60% G30% )例えば、525Cであれば、52.5万円/㎡で、借地割合は70%ということです。
2017年現在、日の出町は全国地価ランキングで、362位、東京都で51位と余り高い価格では、ありません。また、東京都内地価上昇率ランキングも49位で余り芳しくないです。やはり、所によっては、過疎化が進んでいることが要因かもしれません。
3.五日市線周辺の状況は?
五日市線沿線というと、立川は、多摩エリアの中心になっているだけあり、新しいトレインビュースポットもでき、賑やかで、通勤、通学にも便利なところです。その次の拝島は、駅の北はずれから、短い線路が伸び、在日米軍横田基地へ物資を輸送しています。
また、機関車の誘導という他の駅では見られない光景がみられることで、鉄道ファンにとっては、みどころです。そして、青梅、五日市線の活性化プロジェクトがあり、付近に支社がある鉄道会社の社員が集まって、話し合いをしています。
高校生との座談会を持ったりと、地域の活性化を目指しているところです。多摩周辺は、自然が残っており、自然を活かしたイベント等、様々なプロジェクトを考えたりもしています。この周辺は、最近では、住宅地もできましたが、このように、親子で楽しめるような自然がまだまだ残っているのがメリットです。けれども、逆に、こういった自然が残っているから、住むには不便になる地域もまだあります。
4.幹線道路沿いであっても、地価が下落しているのはなぜ?
日の出町は、東部と西部に分けられます。日の出山、平井川などの河川もあり、まだ、多摩の風光明媚な自然が残っている地域もありますが、近年は幹線道路もでき、大きなスーパーも出来ていますから、人口は増えつつあるのです。それでも、地価が下落というのは、地域によって、過疎化が進んでいるからかもしれません。
そうは言いましても、五日市線の駅(武蔵五日市駅、武蔵増戸駅、武蔵引田駅、秋川駅)には、徒歩で行かれますし、都心までは1時間で通勤可能ですから、これから、地価等も伸びる可能性が秘められています。
こう考えますと、今、不動産査定となると、余り良いお値段にはならないかもしれませんが、今後、良くなる可能性があるというわけです。実際、西多摩郡日の出町は、人口が集中している地域がありますので、今後の希望を捨てることはないでしょう。今後の不動産査定に期待したいところです。