不動産売却の為の専任契約って何?

 2018-02-19   不動産売却 | 専任契約
 所有している、住宅を処分したいと思っている場合には、信用の高い業者との契約を行って、売買の代行をしてもらうのが最良の方法です。
 複数の業者に依頼するのではなく、1社との契約を結ぶのがスムーズに売却を進めていく方法になります。


もくじ
1.不動産売却の媒介契約について
2.専属専任契約・専任契約・一般契約の違いについて
3.一般媒介契約の注意点
4.どのような業者と契約をするのが良いのか?


1.不動産売却の媒介契約について
 不動産を売却するときに行う媒介契約とは売主と不動産会社の間で交わされる契約書で、どのような条件でどのような条件で住宅の販売をするというような内容を記載して契約を行うことをします。
 媒介契約の方法としては、専属専任媒介契約、専任媒介契約、一般媒介契約の3種類がありますので、不動産屋との契約を行う前にその内容を理解しておくことが必要です。契約内容によって、不動産屋から物件の販売問い合せ状況の報告の頻度、買主と売主が直接コンタクトできるのか、複数の不動産屋に販売を委託できるかどうかなどの条件が変わってくることになります。
 また、業者だけが閲覧可能な不動産情報サイトへの登録についての義務も契約内容によって変わってくることになります。


2.専属専任契約・専任契約・一般契約の違いについて
 不動産売却において専属専任媒介契約の場合に、住宅の売却についての情報は高頻度でやってきますが、他の業者への販売依頼や買主と直接交渉することはできなくなります。
 専任契約の場合には不動産屋からの報告もありますし、買主との直接交渉も可能ですが、他の業者への販売を依頼することはできなくなります。
 一般媒介契約の場合には、不動産屋からの報告は来ませんが、買主と自分で交渉することも他の業者に販売を委託することが可能になります。
 また、一般媒介契約の場合には業者だけが閲覧可能な不動産情報サイトへの登録への義務はありません。度の契約が一番お勧めであるかということで悩んだ場合には、専属専任媒介契約がお勧めです。不動産の売却はノウハウが必要なこともありますので、全てを委託してしまう方が安心です。


3.一般媒介契約の注意点
 一般媒介契約の場合には複数の業者に不動産の売買を委託できるというメリットがあるのですが、基本的に業者の方から売買についての進展状況が報告されてくることがありませんので、自分で業者の管理と売買の状況を把握していくことが必要になりますので、手間だけが増えてしまって、住宅がなかなか売れないということにもなってしまいます。
 これに対して専任契約であれば、業者が責任を持って住宅の売買をおこなってくれますので、安心してすべてを委託することが可能になります。
 また、自分の方から業者の方に住宅の売買状況を確認しなくても定期的に情報が業者の方からやってきますので、手間がかかりません。
 業者の方も報告義務があるとなれば、積極的に売買の活動をしてくれることが期待できます。また、契約を結ぶ際には、いろいろな情報を集めて信頼できる業者を選定することも必要になります。


4.どのような業者と契約をするのが良いのか?
 住宅の売買を考えている時に専任契約を結ぶ業者はどのような業者がおすすめなのでしょうか?
 頻繁に公式サイトの情報を更新している業者は多くの情報を持っていることが期待できますので、お勧めです。公式サイトに自社以外の業者の情報を掲載している場合もお勧めです。
 不動産協会のメンバーであれば、複数の業者との連携が行われていますので、スムーズに売却が須進むことが期待できます。窓口が一本化されていていつも専門の担当者が対応してくれる業者の場合には責任の所在がはっきりしていますので、お勧めです。
 また、不動産以外の賃貸などの業務を並行して行っているような業者は避けたほうが無難です。不動産の売買のみを行っている業者との契約を行うことがお勧めです

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