中古の高層階のタワーマンションは売りやすい?税金のお話

 タワーマンションは富裕層を中心に都心部などでは人気があり、眺めの良さなどから憧れの住まいになっています。
 中古でも売却する際はかなりの金額を期待することができ、立地の良いエリアでは中古マンションも人気です。


もくじ
1.眺めが良く憧れのマンションです
2.耐震性や免震性に優れています
3.ブランドマンションとして人気があります
4.階層によって税金が異なります


1.眺めが良く憧れのマンションです
 近年多く見られるタワーマンションは一般的に立地が良く、眺めも良いので憧れの住まいになっています。
 富裕層が購入することが多く、持っているとステータスにもなるでしょう。貸しに出すと賃料が高額になるので投資としての利用することが可能です。不動産売却でも人気があり、中古マンションとして売却してもすぐに買い手がつくことがあります。
 売り方次第では更に高額で売ることが可能です。タワマンが人気があるので売れないということはないですが、何も知らずにそのまま売却するのは少し待つことをおすすめします。
 不動産売却を依頼する場合、不動産会社の担当者は専任媒介や専属専任媒介などを通常勧めてきます。専任媒介や専属専任媒介は1社と独占する契約のことで、不動産会社が有利なるからです。売主側にとっては一般媒介と比較すると営業活動してくれるなどのメリットがありますが、タワマンの場合は専属専任媒介などを締結するのはややもったいないと言えます、マンション自体に人気がありお金をかけて宣伝活動をする必要がないからです。
 購入希望者が多くいるので、人気のある物件ならあまり専任媒介などのメリットは活かされないと言えるでしょう。


2.耐震性や免震性に優れています
 タワーマンションは階数が多いので多くの戸数を持っていて、大きなものになると1000戸以上のマンションもあるでしょう。
 多くの戸数を不動産売却する場合、立地の需要さがかなり必要になります。タワーマンションは一般的に都心部にあったり駅や公共機関からアクセスしやすい場所にあることが多いです。
 需要の多いエリアにあるので中古になっても資産価値はそれほど衰えないないでしょう。
 高層マンションを建設するのに地盤や構造といった安全にはかなり配慮されているので、最先端の耐震技術や免震構造などが施されていることが多く高層ながら地震に対する安心感は他のものよりもあると言えます。
 日本で頻発している地震や首都直下型地震などのリスクから耐震性や免震性に優れたタワマンは人気です。


3.ブランドマンションとして人気があります
 タワーマンションの特徴として眺望の良さは大きな付加価値になっています。例えば湾岸エリアにあるマンションだと美しい夜景やイルミネーションを見ることが可能です。
 眺望の良さなどから高層階になればなるほど、その価値が上がります。基本的に高層住マンションは建設する際に非常に多くの資金や知識などが必要になるので、マンションを分譲したり販売するのは大手の不動産会社になるでしょう。大手不動産会社が分譲している部屋はブランドマンションとして人気が高く、ステータスを上げるものです。
 タワマンを購入する際、事前に税金について調べておくと長期的にコストを抑えることができます。タワマン節税とも呼ばれていますが、マンションの階層によって税金が異なるケースがあるので不動産会社に確認しておくことをおすすめします。


4.階層によって税金が異なります
 タワマン節税に関して現在総務省は検討していて、新しい評価額のルールとして低層階において段階的に引き下げたり、高層マンションでの中間階層は現行制度と同じような評価額に設定するなどがあげられています。
 中層階よりも高層階において段階的に引き上げるなど、節税が検討されています。1棟あたり税額総額は変わりませんが傾斜がつくようになるのです。2018年以降引き渡すマンション20階以上の新築物件が対象とされていて、既存物件は現在の税制などが適用されるようになります。
 これは現在の税負担を前提にして高層階層を購入した人へ配慮からなっていて、政府は高層階層の固定資産税が増加されると相続税もまた引き上げられることにより、富裕層での節税抑制に繋がるのではと考えられています。規制が実施された場合、実際にかかるコストを計算すると十分タワマンにはメリットがあると言えるでしょう。資産を圧縮するためにタワマンを購入している富裕層もいますが、評価補正はそれほど問題にはならいないのではという見方もあります。

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