札幌市で不動産査定・売却前に知っておいて欲しい事

札幌市で不動産売却を検討している方は、今後の地価や人口変動について把握しておく必要があるでしょう。ここでは不動産を高く売却するためのコツについて紹介しています。不動産の価値を正確に把握するためには査定シミュレーションをしてみる必要があります。不動産査定で金額の概算を知ることにより、売却するかどうかの意思決定につながるはずです。不動産売却で失敗しないためにも、札幌の人気エリアや買い手の動向なども把握しておいてください。

もくじ
1.観光客のお陰で地価上昇中!
2.中心部とそれ以外の2極化
3.金利が低いので地価が上がっても買い手は多い
4.しばらくは上昇し続けるが、買い手自体の人口は減っている点は要注意


1.観光客のお陰で地価上昇中!
札幌市の地価はじわじわと上昇傾向にあり、北海道のなかで地価上昇率はトップクラスです。人気エリアであるほど地価が上昇するシンプルな仕組みがあり、札幌は観光客が急増したことが大きく関係しています。平成24年から29年までに観光客数は4倍程度も増加しており、それが地価上昇にそのまま反映されているのです。札幌市の中心部である中央区は特に人口が増えている傾向があります。札幌の見どころが詰まっており、大勢の観光客が訪れています。特に中国人観光客が激増しており、札幌に住みたくなったという声は少なくありません。中央区はマンションやホテルなどの建設ラッシュが続いています。通勤や通学・買い物などの利便性のよい中心部で生活したいと考える人が多いため、中央区の人気が高まっているのです。



2.中心部とそれ以外の2極化
札幌市は地価が上昇していますが、すべてのエリアで上昇しているわけではありません。主に上昇しているのは中央区であり、地下鉄やJR沿線沿いといった利便性のよいエリアで人口増加が見られています。新興住宅地が建てられる東雁来なども人口増加が見られますが、それ以外では人口が減少してきています。中心部とそれ以外のエリアでは2極化が顕著になっているので、栄えているエリアとそうでないエリアの差は激しいです。中心部は会社や学校・商業施設が充実していることもあり、中央区に住めば通勤・通学時の移動が楽になります。一方で中心部から離れてしまうほどアクセスの利便性が低下するため、人口減少や地価の下落などが顕著になるのです。



3.金利が低いので地価が上がっても買い手は多い
現在は住宅ローンの金利がかなり低くなっており、これには日銀の異次元緩和政策が大きく影響しています。札幌市の地価自体は上昇していますが、低金利で住宅ローンを組めるようになったので買い手はあまり減っていません。一昔前であれば住宅ローンを組めば、物件価格よりも利息のほうが大きくなると言われていました。現在は2013年から開始された異次元緩和政策により、5年前と比べると2割ほど高額な物件を購入しても返済総額にほとんど違いがない状態になっています。ローンの総支払い額が同じになるわけですから、実質的にマンションの価格が下がっていると考えてよいでしょう。現在は不動産査定・不動産売却を検討している方にとって、まだまだチャンスの時期と言えるのです。



4.しばらくは上昇し続けるが、買い手自体の人口は減っている点は要注意
今後も地価の上昇が予測されていますが、買い手自体は減少してきている現実があります。不景気の影響もあって家を建てる人が減っているのが実情です。それゆえ不動産査定・不動産売却を検討している方は、今が査定シミュレーションを受けるタイミングでもあります。査定シミュレーションにより具体的な価値を知っておくことで、売却するべきかどうか判断できるはずです。買い手が減ってくると売れにくくなってくるのが現実ですから、将来的にマンションの売却を検討している方は不動産査定を受けて不動産売却をするべきか決定してください。今後はさらに買い手が減少していく傾向があり、物件を借りて済ませるという人が増えてくると予測されるので、将来を見越したうえでの不動産査定をおすすめします。

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