各資産価格又は資産賃料が有する説得力に係る判断

 2014-02-15
求められた資産価格または、資産賃料のうち、どれをどの程度重視するかの判断。
資産価格の説得力は、資産価格が対象不動産に係る市場に参入する市場参加者の属性と行動をどの程度反映しているかで決まる。その際の判断の手がかりが以下の2つの留意事項である。
1、対象不動産に係る地域分析及び個別分析の結果と各手法の適合性
この場合の対象不動産に係る地域分析及び個別分析の結果は市場分析の結果と同義である。資産価格が現実の市場の需給動向を正確に反映しているか、市場参加者の意思決定の過程をどの程度反映しているかが、試算価格の説得力の判断の基準となる。
したがって、同一需給圏における市場参加者の属性と行動に着目し、意思決定の手順がどのように現れるかを把握し、こうした過程が資産価格にどの程度反映されるかを検討しなければならない。
2、各種法の適用において採用した資料の特性及び限界を踏まえた相対的信頼性
試算価格の説得力は採用した資料の信頼性に依存している。採用した資料が正しく現実を反映していなければ、いくら精緻な評価を行っても結論は正しい判断とはならない。したがって、対象不動産及び鑑定評価の依頼目的に鑑みて、選択した資料の質と量とが十分であるか、その扱いが適切であったかを検討しなければならない。

Copyright 2013-2017 不動産を査定する.jp