両手仲介(共同仲介)は売主にはデメリット

 不動産を売却したい際に不動産会社と契約しなければならない媒介契約がありますが、媒介契約先が両手仲介と言う、売主、買主の両側から仲介手数料を貰っている両手仲介によってもたらされることを考えてみてください。
まず、両手仲介のメリットから見ていきましょう。
売主と買主の間を取り持つ不動産会社が1社だけであれば、どうった良い点があるでしょうか?
 1社で取引をすべて纏めているので、話が早く進みます。また、買主も売主のあなたと同じ仲介会社を頼っているので、まさに2名を繋いでくれたエンジェルになりますね。仲介会社や担当者も、塗り主と買主の両方に配慮しながら取引を行う事になります。このスタイルに対して安心感を感じる人もいる事でしょう。
 これらのメリットは確かに存在するものの、経済的な視点から、両手仲介は問題や弊害が多いという事を今度は以下の通り明記しておきます。

 ①売却価格が下がってしまう傾向
 ②情報操作をされやすい
 ③不動産会社が売り手に対して事実を隠ぺいする可能性がある

 不動産会社が自分の報酬を両方から手数料を貰うと考えれば、以下のような事態が起こることが想定されます。
 仲介手数料が2倍になるわけですから、不動産会社としては、経営判断として、営業マンに対しては、できれば、両手仲介を行うように、奨励します。経済的な観点で慮れば、仕方の無い事とも言えます。
 ですが、この両手仲介をすると、営業マンは以下の事を考えてしまいます。

・早く売ってしまおう
・早く売るためには、価格は安く設定した方がスグに決まる。
・他社に決められるよりは当社で決めてもらいたいので、他社には紹介しない
・自社が見つけた買い手の申込書を優先したい。もし、他社から高額の提示があっても、売主には黙っておく。

 こういったことが起こっている不動産取引の事例は少なくありません。こういった両手取引をしている業者も存在しています。ですので、売主にできることとして、アドバイスとしては、こういった裏側を理解して、しっかりと売却を実施してくれる仲介業者を探す必要があります。高く売るためには、両手仲介ではなく、片手仲介をしてくれる不動産業社を推奨します。

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