「不動産仲介手数料無料!」には気を付けてください!

 不動産会社の自分の会社で査定してほしいので、色々な手口で売主に向けて、あの手この手で営業してきます。その中でよく見かけるのが、この「不動産仲介手数料無料」の文言です。思わず、「手数料が無料だったら、払わなくて済むので、お得だ!」と、考えるでしょうが、よくよく考えてみてください。
 仲介手数料を無料にしたら、不動産会社は売上が無いので、潰れてしまいます。かなり注意が必要です。つまりは、買主から、仲介手数料を取るという事になります。売主が顧客ではなく、買主が顧客になります。
 売主は、「少しでも高い金額で売りたい。」とか、「少しでも早く売却したい。」といったニーズがあると思いますが、不動産会社からすれば、手数料を支払わない売主ではなく、手数料を貰える買主が顧客になるので、買主のニーズからすれば、「少しでも安く買いたい」、「買主が納得するまでしっかり交渉します。」といった事になります。
 売主からすれば、希望と真逆になります。

 通常、仲介手数料を貰っている不動産仲介会社は、売り物件が出てくると、少しでも早く買主の目に届くように、または、少しでも高い金額で売れるように、地元であったり、大手の不動産会社に情報を共有します。
 一発で共有できるツールに、レインズがあり、不動産会社だけが、見ることのできる売り物件の一覧があります。こういったレインズなどに売り物件が手に入ると、情報を共有します。

 しかしならが、買主側に向いている仲介手数料無料の会社は、自分の買主から手数料を貰う事が収益につながるので、売主の物件をこういったレインズなどには載せることがありません。広告を使うと言っても、自社のウェブサイトやチラシ程度の共有しかしてもらえません。ですので、広告の範囲の狭められ、媒介契約した会社の範疇での行動に限られるといった事になってしまいます。

 売主さんが、不動産の売却に関する不動産会社と結ぶ媒介契約は、売却金額(物件価格)の3%と+6万円に消費税の8%が一般的です。
 希望の金額で早期に決めたいという事であれば、仲介手数料は、不動産会社に買主側ではなく、売り主側に向いた提案をしてもらえる担保とお考えください。
売主から手数料を貰うので、少しでも高い金額、買主の希望の金額で決めてもらう事や、早期に決めることが求められるので、しっかりした、広告宣伝活動、同業種への情報共有などを行ってもらえる事を担保するようなものです。
 「仲介手数料無料」は、売主にとってコストが下がるという売主の立場に立った内容ではなく、買主に向いた不動産会社の為にしかなっていないという事が非常に多いので、注意が必要ですよ。

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