「不動産仲介手数料ゼロ」には気をつけろ

 2019-01-07   仲介手数料 | 無料 | 不動産 | 査定 | 売却
 家の売却を考えているならば、出来るだけ査定で高い価格をつけてもらうと同時に、その取引でかかる費用についてもできるだけ抑えたいところです。そこで不動産仲介手数料が安く設定されている不動産会社を探すことになるのですが、そのときに気をつけなければいけないのが「無料」としている場合です。
 仲介手数料を支払う必要がないなら、その分だけお得のように思えますが、その結果として期待していたように高く物件を売ることが難しくなる恐れがあります。
 仲介手数料が無料になることで陥るかもしれない罠とはなにか詳しく見ていきましょう。

もくじ
1.不動産仲介手数料とは?
2.仲介手数料無料の不動産会社も増えている
3.買主から手数料を貰うので、買主の味方
4.売れ残り、価格交渉だらけになる可能性がある


1.不動産仲介手数料とは?
 不動産仲介手数料が無料になる、ということに隠れた真実を知ろうと思う時、そもそも何のために支払っているのか、ということは理解しておかなければいけません。不動産の売買は売り主が自身の力でやるとなれば、広告を出して買主を探し売却のために手続きをして引き渡すとやることがいくつもあります。かなりの時間と労力を消費することになりますから、経験が豊富な不動産会社に任せたほうが取引がスムーズに行きます。

 売却を任せるとなれば、そのために担当者が査定のために物件の調査をしたり、必要な書類を作成したり、内覧会の手配などを行います。つまり売却をするまでに行うそれらの作業で必要な人件費等の経費と会社が稼がなければいけない利益などを加えて仲介手数料として請求するのです。なお広告費については別に請求されることになることが一般的です。


2.仲介手数料無料の不動産会社も増えている
 仲介手数料は、売却までに生じる査定や内覧会の経費、そして人件費などをまとめた費用です。それをもらわないということは、必要経費を不動産会社が負担するということで損をすることになります。
 それにも関わらず、仲介手数料無料としているケースが多くなってしまう。なぜ身を切るような真似をしてまで、顧客を確保しようとしているのかというと、大きいのは競争が激しいからです。特に都市部では多くの不動産会社があり、ネットで簡単に条件を比較できる世の中になっています。そうなると、少しでもライバルより良い条件でなければ誰も来てくれません。
 そしてどこも無料にし始めると、逆に有料としている会社が余計な出費を強いているという錯覚を人々が抱いてしまいます。そのために、足並みをそろえるために無料に切り替えていくのです。


3.買主から手数料を貰うので、買主の味方
 仲介手数料は不動産会社にとって大事な収入源であるのに、それをなくしてしまうならばどこで儲けを得ているのかということが問題です。その答えは、仲介手数料は売主と買主の両方から得ることが出来るということにあります。つまり、売主に対しては無料にしているのであれば、逆に買主から多めにもらってバランスをとればいいのです。

 売主と買主は、物件の価格をいくらにするのかを気にすることがあっても、お互いがどのくらい仲介手数料を支払うことになるのかという話し合うことなどありません。ですから、一方だけが仲介手数料を支払うとしても、そこで揉めるようなことは起きないのです。その点だけを考えれば、仲介手数料がかからないのは売主には大きなメリットとなります


4.売れ残り、価格交渉だらけになる可能性がある
 不動産会社が仲介手数料を無料にすれば、それで物件を任せたいという売主が多く出てきます。でもそれとすぐに売れるかどうかは別の話です。とくに不動産会社と交わす媒介契約の種類によっては、リスクが高まります。複数の会社と契約出来る一般媒介契約、一社だけに限定する専任媒介契約と専属専任媒介契約があります。専任であれば売主が買い手を見つけることができますが、専属専任はそれもできません。
 無料にしてもらったということで、一社だけに任せてしまうと、うまく買主を探せない場合いつまでも売れないままになります。売れないなら値下げをして広告を出す、それでも売れないときには更に値下げという具合に、当初の価格よりもかなり引く金額になることもあります。それでも手数料がかからないということで何も言えず、ただ時間を浪費して物件を安売りする事態に陥るのです。堅実な経営をしている会社ならば、有料でもいい結果を残すことが出来ます。無料という言葉だけに惹かれて契約をしないようにしたほうがいいです。

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